基本的な方針

教育理念

まずはこどもを幸せにしよう。
そして育とうとしているものをさりげなく育てよう。

身近な人から、生まれてきたこと、ともに生きていくことを喜ばれ、どんな ことが起きようとも少しずつ良くなろうとしていることを信じてもらえ、失敗 したとき「それは成長の糧になる」と言ってもらえている。

人の中又は身近な生活の中や自然の中で自分の役割を感じ、一緒にいることを喜ばれ、共感してもらえる友達がいる。

自然の荒々しさ、力強さ、美しさ優しさを感じることができ、また自然が自分に働きかけてくれ、興味関心を刺激し、探求心を湧き起こし、知りたい、 やってみたいことを十分にさせてくれ、やがてはこんな時間と空間を大切にしてあげよう。 今育とうとしているものをしっかり捉え、環境として必要なもの(物、道具、 材料、言葉等)をさりげなく準備してあげよう。

そして、一つのことに没頭している時間を大切に、自分のものにできるように手助けしてあげよう。

保育方針

こどもが本来持っている、育とうとしているもの良くなろうとしているものを信じ、最大限育つよう力を尽くします。

こどもたちには、身の回りのことを吸収しようとする力が備わっています。 普段の生活の中には、身近な人との関わりをはじめ、美しい絵、音楽、さわやかな風、風景、木々の変化、虫の音、雨や雷等、自然の中にもこどもの心身を育てる大切なものがたくさんあります。

普段の生活の中で、驚きや感動を大切にし、自由に表現できる心と力を養い、 こどもたち自ら、育つもの・育とうとしている大きな力を信頼し、尊重して個々の発達に寄り添っていきます。

保育目標

夢中で遊び、自分から意欲的に挑戦するこども

こどもたちは、楽しい遊びに、熱中したり没頭したり、夢中になって遊びます。 周囲にあるものを見て、触って、なめて、においを嗅いでといった感覚によってこの世界がどんなところかを知ろうとします。

『見てみたい』『やってみたい』『不思議だな』『なぜだろう』あらゆる探求心が こどもの熱を育てます。
何でも興味を持って動き始める時期が、熱をつくりはじめる時期。 こどもの、大きくどこまでも広がる興味を、できるだけ閉ざさないよう、色々なことに挑戦できる物的環境・人的環境を大事にします。その環境のなかで、感動する ・喜ぶ・何かを達成する体験を仲間や保育教諭と共に共有し生きる喜び・生きる力を こども・職員みんなで育んでいけるようにします。

遊びについて

一つのことに集中し、じっくり遊ぶ子、次から次へと興味が広がる子。

遊びは育とうとしている“もの”を活発に働かせるから楽しくなります。 楽しいことはもっとしたくなります。 楽しい遊びは、熱中し、没頭したり、集中し、いつのまにか様々なこと(情報)を自分のものにしていきます。幼児のうちは、遊びの中にその子のありのままが出てきます。

遊びを通して、こどもの中に継続しようとする意志や、熱中、没頭、集中すると いった、習慣や態度が知らず知らずのうちに養われ、それはその後の勉強や仕事を するときの態度になってあらわれてくるようです。

幼児期は模倣の時期です。まわりの大人の様子をそのまま真似します。そのまま受け止め表現することで、自分の中に生き方や考え方を取り込んでいきます。

幼児期は、想像力が発達します。4、5歳から9歳くらいまでが創造力がもっとも 発達する時期のようです。想像力が芽生えるので、ファンタジーをふくらませ、遊びが豊かになり、多様化していきます。遊びにあるイメージが描けるようになると、遊び のルールや規則も分かるようになります。

幼児期は、体の動きを伴った、衝動的な意志が育つ時期でもあります。何かをした いと思ったら、自分の体を動かして即実行します。意志は成長するにつれて、決意、 決断等となっていきます。 幼児期は、自分の存在を認めてほしい時期、慈しみを求める時期です。自分の存在に不安を感じ、自分はこれでいいのか認めてほしいという欲求があります。

安心感を充分満たし、模倣すること(遊び)、想像すること(遊び)、体を動かすこと (遊び)から、その時期に育つものが育ちます。自分の意志で遊ぶ時間を充分とることは、その子の土台をしっかり作ることになります。

※画像は全てイメージです。

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